ビジネスモデルが、そのプロダクトの世界観をつくる

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株式会社ロバルを設立して一週間が経ちました。

第1弾のプロダクト「Wonderbase」の開発にひたすら取り組む毎日ですが、合間を縫って多種多様な方とお会いさせていただいています。

そこで昨日お会いした方々に、Wonderbaseのビジネスモデルについて相談させていただいたところ、学びがあったのでブログを書くことにしました。

誰もが使える複業サービス「Wonderbase」の紹介

まずは、いま開発に取り組んでいるプロダクト「Wonderbase」を紹介させてください。

「Wonderbase」は、企業・個人のプロジェクトに複業で携われるサービスです。

複業に対して「隙間時間のお小遣い稼ぎ」というイメージをお持ちの方が多いですが、僕が社会に向けて提案したいのが、「本業以外で、ワクワクするプロジェクトに取り組むことそれ自体が複業」という新しい複業の価値観です。

プロジェクトを持っている企業や個人は、そのプロジェクトをWonderbaseに掲載することで複業でお手伝いしてくれる仲間を集めることができ、複業をしてみたい人は、掲載されているプロジェクトに複業として応募することで参画できる、複業プラットフォームになります。

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ですので、掲載されるプロジェクトも多種多様になります。趣味でクラフトビールを作るプロジェクトや地方の老舗旅館の広報、もちろんスタートアップでのプロダクト開発まで、企業・個人問わず、自分が持っているプロジェクトを掲載し、共感してお手伝いしてくれる仲間を集うことができます。

そして肝心なビジネスモデルです。Wonderbaseは、企業・個人問わず、プロジェクトの掲載から採用まではオールフリーでやります。マネタイズポイントについては、副業として採用した人がその会社に転職した際に、成果報酬をいただくモデルを想定していました。

複業領域の専門家にアイデアをぶつけてみて

このようなプロダクト、そしてそのビジネスモデルを、複業領域の専門家の方にぶつけてみました。

そこで返ってきた答えは、「そのビジネスモデル自体はいいと思うよ、けどそのモデルだと、複業からの転職をサポートするという世界観になるけどもそれで君はいいの?」でした。

上記で書いたように、Wonderbaseでは複業人材の採用まではオールフリーで、転職した際に成果報酬をいただくモデルを考えていました。しかしながら、僕としては複業からの転職をサポートしたい、という世界観でプロダクトを作るつもりはなかったので、「それは嫌ですね」と即答しました。僕がやりたいのは、とにかく複業のマッチング数を圧倒的に増やすことだったので、ビジネスモデルに違うアプローチが必要だなと気づきました。

とある企業のマーケティング本部長にアイデアをぶつけてみて

またその日の夜に、とある企業のマーケティング本部長をされている方とお食事をさせていただく機会があったので、僕のプロダクト、そのビジネスモデルを、その方にもぶつけてみました。

いただいたアドバイスとして、「複業のマッチング数を増やしたいんでしょ?それならアリババのビジネスモデルが参考になると思うよ」でした。

国内大手ECサイトを運営する楽天では、出店料・手数料・広告料を収益源としています。一方で、アリババの収益源は広告料のみ。つまり、出店料・手数料はかからないので、出店店舗数、取引量も圧倒的に増えるわけです。

たしかに、Wonderbaseで実現したい「複業のマッチング数を圧倒的に増やす」という世界観は、アリババのビジネスモデルであれば実現できる気がしました。

その方が、別でおっしゃっていて面白かったのが、「そのプロダクトの最終形態がどうなるべきか」を考え、それを実現できるモデルで戦った方がいいという考えです。ここで重要なのは、最終形態を「どうしたいか」ではなく、「どうなるべきか」で考えることでしょう。

例えば、僕がつくろうとしている複業マッチングサービスで考えてみましょう。企業からすれば、複業人材は正社員に比べれば勤務時間も少なく、採用にあまりお金をかけづらいわけです。ですが、複業人材を募集する企業が増えなければ、複業市場も広がりません。ですので、複業人材の採用サイトが企業側に高い掲載料や仲介料を要求するのは、望ましくないということになります。結論としては、複業マッチングサービスでは、採用コストをオールフリーにし、複業マッチング数を圧倒的に増加させるプロダクトになるべきだと思います。

この方のおっしゃっている「そのプロダクトの最終形態がどうなるべきか」という考え方は、現Indeed CEO 出木場さんの「世界は落下している」話と少し似ていると感じたので、それについて書かれているsudokenさんのブログを貼っておきます。

sudoken.hatenablog.com

まとめ

Wonderbaseでは、「複業マッチングを圧倒的に増やす」という世界観を実現するために、利用料は基本オールフリー、広告費のみでマネタイズするビジネスモデルで勝負していこうと思います。

Livesenseがアルバイト市場を、Wantedlyインターン市場を、ビズリーチが転職市場に劇的なイノベーションを起こしたように、Wonderbaseでは複業市場にイノベーションを起こしていきたいですし、可能性は少しぐらいあるのかなと最近は自信が湧いてきており日々ワクワクしている、そんな感じです。

がんばります!